9月6日(月)

5年生の算数で研究授業が行われました。

西小学校では、5年生と6年生の算数科で複数教員によるティームティーチング(T・T)を行っています。T1の教師が前で授業をすすめ、もう一人のT2の教師が授業の補助を行ったり学習理解が難しい児童に適宜その場で補助指導を行ったりします。二人の教員の連携で、子どもたちの学習理解を深めていきます。

今日の学習単元は「偶数と奇数」。最初にT2がテレビモニターに映したいくつもの数字を、「あたり」と「はずれ」の2つのグループに分けていきましょう。

  

子どもたちは声をそろえて、「あたり」の数字と「はずれ」の数字を言い分けていきます。すかさずT1が、いったいどうやってグループ分けしているのか問いかけます。自分の考えをノートに書いてみましょう。

ここで出てきた子どもたちの考えに、「偶数と奇数」という言葉が出てきました。では、偶数とはどんな数ですか、奇数とはどんな数ですか? 私たちは当たり前のように使っていますが、あらためて算数(数学)的に考えていきましょう。

  

いろいろな考え方が子どもたちからは出てきます。考えがまとまらなかったり、アイデアがひとつしか出てこない人にはヒントカードがありますよ。数直線を使ってみたり、九九を利用したり、いろいろな視点から説明してみましょう。

T1・T2がそれぞれ子どもたちの間を回って、個々の考えを見取ったりアドバイスしたりしていきます。算数の用語を使って説明できればなおいいですね。ノートに書いたそれぞれの考えを、周りの人と共有してみましょう。

  

それでは何人かの人に発表してもらいます。自分の考えを書いたホワイトボードをもって前で説明してください。T2は子どもたちの説明をパソコンに取り込んでテレビモニターに映します。なるほどとみんなが納得する説明や、他の誰も考えないユニークな説明も出てきました。

  

それでは、最後に今日のまとめです。「偶数」とはどんな数でしたか、「奇数」とはどんな数でしたか?

次の時間はそれらの数を式で表し、その意味や性格をより深く考えていきますよ。